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通年のCPI上昇率予測、行政院が3.5%に上方修正


ニュース その他分野 作成日:2008年7月24日_記事番号:T00009054

通年のCPI上昇率予測、行政院が3.5%に上方修正


 行政院が23日に招集した物価安定作業グループ会議で主計処は、今年通年の消費者物価指数(CPI)上昇率予測を、現状から0.2~0.3ポイント上乗せすべきとの見解を示し、中央銀行も従来の3.29%から3.5%に上方修正すべきと同調した。24日付工商時報が報じた。

 なお域内各研究機関の予測では、今年通年のCPI上昇率は3.5~3.9%となっている。米調査会社グローバルインサイトによると、7月が今年台湾の物価のピークでCPI上昇率は5.3%に達するとの予測だ。今年1~6月の台湾のCPI上昇率は3.9%で韓国、香港、シンガポール、中国よりも低かった。

 また邱正雄行政院副院長は、国際原油価格が大きく変動している現状を見て、石油製品の価格調整が、現状の「1カ月に1回」では原油価格の下落に機敏に対応できないとの懸念から、「週に1回」への変更を検討するよう経済部に指示した。国際原油価格は最近下落傾向となっているが、台湾中油の月平均による計算では、域内石油製品価格は8月も再値上げが避けられないという。

 また行政院は、ごま、バター、トマトペーストの3項目について関税の50%低減を8月6日から来年2月5日までの半年間実施することを承認した。