衛生福利部食品薬物管理署（ＴＦＤＡ）は17日、鼻咽腔炎（びいんくうえん）や喉頭炎、気管支炎など風邪の症状に効果があるとうたう医薬品に含まれる成分「フェンスピリド（中国語表記・芬士比瑞）」について、動悸（どうき）など心臓疾患を引き起こす可能性があると指摘した。同成分が含まれる市販の医薬品12種に対する認可を即日取り消し、薬局や医療機関に全て撤去、回収するよう要求した。18日付聯合報が報じた。
認可が取り消された医薬品12種は▽振貿公司の「寧息楽膠囊」、40ミリグラム▽台湾汎生製薬廠（パンバイオティック・ラボラトリーズ）の「優克滲注射液」、８ミリグラム／ミリリットル▽明徳製薬（明徳ファーマスーティカル）の「明徳敵炎喘錠」、40ミリグラム▽培力薬品工業（培力ファーマスーティカル）の「培力恩嗽来錠」、40ミリグラム▽優生製薬廠（優生ファーマスーティカル）の「優生咳舒錠」、40ミリグラム▽中美兄弟製薬（中美ファーマスーティカル）の「安速達楽錠」、40ミリグラム▽瑞士薬廠（スイス・ファーマスーティカル）の「暢得平」、８ミリグラム注射液▽寿元化学工業（寿元ケミカル・インダストリアル）の「寿元芬生注射液」、８ミリグラム／ミリリットル▽永信薬品工業（永信ファーム）の「永信呼息炎膠囊」、40ミリグラム▽世達薬品工業（世達ファーマスーティカル・インダストリアル）の「世達菲士匹林錠」、40ミリグラム▽元宙化学製薬（元宙ケミカル＆ファーマスーティカル）の「元宙平息錠」▽新双隆生技（ニュー・チェンズ・バイオテック）の原薬「合吉塩酸フェンスピリド」──。
