フィットネス機器メーカー、力山工業（レクソン・インダストリアル）の王坤復董事長は18日、米国の顧客からフィットネスバイクと大型・小型ランニングマシンを受注したと明らかにした。19日付工商時報が報じた。
このうち、フィットネスバイクの６月出荷台数は前年同期の約２倍に増えている。新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり消費拡大の恩恵を受けた。大型ランニングマシンは６月に出荷を開始し、小型ランニングマシンは早ければ７月に出荷を開始する予定だ。
この他、力山は香港の創科実業（テクトロニック・インダストリーズ、ＴＴＩ）からタイル切断機と別の電動工具を受注した。タイル切断機は米国の大型量販店で販売されており、今年の出荷台数は前年より拡大している。別の電動工具は５月に出荷を開始し、米国のザ・ホーム・デポで販売されている。６～７月に出荷台数が拡大する見通しで、残業で生産を急ぐ計画だ。
力山は来年、台中市の既存工場近くで新工場を着工する予定だ。フィットネス機器などの生産能力を拡大する。
