台湾証券交易所（台湾証券取引所、ＴＷＳＥ）と店頭市場の証券櫃台買売中心（櫃買中心、ＴＰＥｘ）の30日発表によると、上場・店頭公開企業の非管理職フルタイム従業員の年収中央値が昨年最も高かったのは、ＩＣ設計大手の聯詠科技（ノバテック・マイクロエレクトロニクス）で、239万8,000台湾元（約880万円）だった。１日付経済日報が報じた。
２～５位は▽鴻準精密工業（フォックスコン・テクノロジー）、238万8,000元▽聯発科技（メディアテック）、233万9,000元▽原相科技（ピックスアート・イメージング）、209万2,000元▽揚智科技（アリ）、205万4,000元──と、筐体（きょうたい）などを生産する鴻準精密以外はＩＣ設計が占めた。
この他、トヨタ自動車の台湾総代理の和泰汽車の中央値は174万元で12位、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は159万元で17位、電子機器受託生産サービス（ＥＭＳ）最大手の鴻海精密工業は153万元で22位だった。
なお、一般従業員の平均年収では鴻準精密が305万元で首位、ノバテックが271万元で２位だった。
