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中国国営メディア、「中国台北」を取り止め


ニュース 政治 作成日:2008年7月25日_記事番号:T00009086

中国国営メディア、「中国台北」を取り止め


 中国メディアが北京五輪に関連して、台湾を「中国台北」という名称で報じていることに対し、台湾では「矮小化」という反発が起きているが、中国国営の海外向け通信社である中国新聞社(中新社)が24日、記事の中で「中華台北」と改めていたことが分かった。これに対し国民党の李建栄スポークスパーソンは、「対岸(中国)が具体的な善意を示した」と歓迎のコメントを発表した。

 中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)は24日会議を開き、中国メディアに、いかに自然に「中国台北」から「中華台北」に改めさせるか協議したとされる。国台弁は最終的に、海外向けにニュースを発信する中新社の、台湾駐在記者による高雄左営の国家運動選手訓練中心(台湾代表選手のトレーニングセンター)の取材記事から軌道修正を図るのが適切と判断したようだ。今後、代表的国営メディア、人民網や新華網でも段階的に呼称変更が行われるとみられる。

 国台弁関係者は、「中国は五輪期間中、『中華台北』名称を採用する。台湾は矮小化の懸念を抱く必要はない」と強調している。