ノートパソコン受託生産大手、緯創資通（ウィストロン）が８日発表した６月連結売上高は前月比4.9％増、前年同月比1.91％増の790億190万台湾元（約2,900億円）で、今年最高だった。世界での新型コロナウイルス感染症の流行で、テレワーク（リモートワーク、在宅勤務）向けノートＰＣとサーバーの出荷が増加した。９日付工商時報などが報じた。
ノートＰＣ出荷台数は180万台で前月比10万台増加した。サーバーは21万台で１万台増だった。その他▽デスクトップＰＣ、80万台（５万台減）▽モニター、80万台（横ばい）──だった。
第２四半期の連結売上高は2,211億9,400万元で、前期比27.3％増、前年同期比7.67％増だった。上半期は3,948億7,900万元で、前年同期比4.1％減だった。
ウィストロンは、７月のノートＰＣ出荷台数は前月比10％以上減少すると予測した。第３四半期は前期比５～10％減、通年では前年並みと予測した。モニターの７月出荷台数も前月比10％以下減少、サーバーやデスクトップＰＣは10％以上増加と予測した。
