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作成日:2008年7月25日_記事番号:T00009104
デジタルフレーム、海外各社が台湾商機狙う
物価高により世界的にコンシューマ向け電子製品の消費が冷え込む中、国際的大手ブランドが台湾のデジタルフォトフレーム市場での商機獲得に向けて、戦略を強化している。2タイプの新機種の7月投入を予定しているソニーは、商品ラインナップを9インチ機種まで広げ、サムスンは第3四半期中に新機種を、ビューソニックもタッチパネル式の新機種を発売するとみられる。24日付電子時報が報じた。
5月に初めて台湾でデジタルフレームを発売したソニーは、7月に7インチ型および9インチ型を発売する予定だ。台湾ソニーによると、9インチ型はHDMI(デジタル映像・音声入出力用インターフェース規格)入力端子を備え、テレビとリンクさせることも可能だ。また別売のブルートゥース機能を搭載すれば携帯電話やパソコンから画像をワイヤレスでデジタルフレームに転送することもできる。
域内デジタルフレーム市場はこれまで、主に蘭フィリップス、米ヒューレット・パッカード(HP)およびホワイトブランド(中小地場ブランドの総称)がシェアを分け合ってきたが、ソニー、華碩電脳(ASUS)、サムスンを加えて群雄割拠状態となっている。フィリップスおよびソニーは高価格帯路線を取り7インチ型で5,000~6,000台湾元(約1万7,700~2万1,000円)を維持する一方、中堅ブランドでは同機種で2,000元を切る製品も出現している。