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6月輸出受注6.5%増、同月の過去最高【図】


ニュース その他分野 作成日:2020年7月21日_記事番号:T00091137

6月輸出受注6.5%増、同月の過去最高【図】

 経済部統計処が20日発表した6月輸出受注総額は前月比5.4%増、前年同月比6.5%増の410億米ドルで、同月として過去最高だった。前年同月比プラス成長は4カ月連続。半導体のハイエンド製造プロセス製品の需要が強いこと、新型コロナウイルス感染症流行によるテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)向け電子製品の需要好調が続いていることなどが要因だ。7月もプラス成長が続く見通しだ。21日付経済日報が報じた。

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 半導体など電子製品は前月比9.2%増、前年同月比23.9%増の123億米ドル、情報通信技術(ICT)製品は前月比0.2%減、前年同月比17.1%増の129億9,000万米ドルだった。いずれも同月の過去最高だった。

 液晶パネルなど光学器材は19億2,000万米ドルで、前月比4.8%増、前年同月比3.8%増だった。

 従来型産業は▽化学品、13億米ドル(前年同月比20.1%減)▽ベースメタル、17億7,000万米ドル(15.9%減)▽プラスチック・ゴム製品、16億5,000万米ドル(10%減)▽機械、15億6,000万米ドル(5.1%減)──などだった。低迷していた国際原材料価格が回復傾向にあり、減少幅が縮小した。

欧米向け、同月の過去最高に

 主要国・地域別では、米国が133億米ドルで前年同月比13.6%増、欧州が74億7,000万米ドルで10.8%増と、いずれも同月として過去最高だった。新型コロナウイルス感染症流行によるロックダウン(都市封鎖)措置解除が進み、経済活動が再開したこと、テレワーク需要が引き続き成長していることが要因だ。

 中国・香港は105億6,000万米ドルで前年同月比13%増、東南アジア諸国連合(ASEAN)は37億7,000万米ドルで1.8%増だった。一方、日本は22億3,000万米ドルで、5.2%減だった。

 6月の海外生産比率は54.1%で、前年同月比2.3ポイント上昇した。海外生産が多い情報通信製品の受注が好調なためだ。

Q2プラス成長、7四半期ぶり

 第2四半期の輸出受注総額は1,184億2,000万米ドルで、前期比13.6%増、前年同期比3.1%増と、7四半期ぶりのプラス成長だった。上半期は2,226億6,000万米ドルで、前年同期比0.1%減だった。