経済部統計処が23日発表した６月の工業生産指数は前年同月比7.34％上昇の114.47ポイント、同指数の９割以上を占める製造業生産指数は7.81％上昇の114.62ポイントで、共に同月として過去最高だった。プラス成長は共に５カ月連続。半導体の先進製造プロセスやテレワーク（リモートワーク、在宅勤務）などリモート関連の需要が続いている。24日付工商時報が報じた。
製造業のうち、電子部品業は前年同月比23.82％上昇の136.81ポイントで過去最高、７カ月連続の２桁成長だった。このうち、半導体業は35.24％上昇の158.64ポイントで過去最高、液晶パネルと部品業は7.63％上昇の107.45ポイントだった。
第２四半期の工業生産指数は前年同期比4.39％上昇の110.95ポイント、製造業生産指数は4.83％上昇の111.47ポイント。共に同期の過去最高で、プラス成長は４四半期連続だった。
７月の製造業生産指数の予測は、前年同月比0.5％下落～3.6％上昇。統計処は、下半期の需要期入り、消費者向け電子製品の新製品発売、第５世代移動通信（５Ｇ）、高性能計算（ＨＰＣ）、モノのインターネット（ＩｏＴ）分野の成長、リモート関連設備の需要継続で、情報電子産業の活況が続くとみている。
