中央銀行（中銀）の23日発表によれば、政府系主要５行の▽台湾銀行（台銀）▽合作金庫商業銀行（ＴＣＢ）▽台湾土地銀行（ＬＢＯＴ）▽華南商業銀行▽第一商業銀行（ファースト・コマーシャル・バンク）──による６月の▽住宅購入▽設備投資▽運転資金──などに対する新規融資は１兆93億2,900万台湾元（約３兆6,600億円）で前月比3,637億7,900万元増加し、過去最高となった。新規融資の金利は平均1.217％で過去最低だった。24日付自由時報が報じた。
▽政府の低金利政策▽台商（海外で事業展開する台湾系企業）のＵターン投資▽政府の大規模借り入れ──によって、設備投資と運転資金に対する融資が大幅増加した。
６月の新規融資のうち、住宅購入に対する融資は524億7,200万元で前月比81億9,500万元増となった。金利は1.359％で0.01ポイント上昇した。中銀は、今後金利が上昇するかは観察が必要だと指摘した。
