電子機器受託生産サービス（ＥＭＳ）世界最大手、鴻海精密工業が５日発表した７月連結売上高は、前月比11.87％増、前年同月比1.34％増の4,033億2,600万台湾元（約１兆4,500億円）で、同月の過去最高かつ年初来最高だった。鴻海は、消費者向け電子製品やクラウドネットワーク製品が好調だったと説明した。消費者向け電子製品には、アップルのiPhoneなどスマートフォンが含まれる。６日付経済日報が報じた。
前月比の伸びが大きかった分野は、▽消費者向け電子製品▽コンピューティング製品▽電子部品とその他▽クラウドネットワーク製品──の順だった。前年同月比では▽クラウドネットワーク製品▽消費者向け電子製品▽電子部品とその他▽コンピューティング製品──の順だった。
アップルなど顧客の新製品発売に伴い、年末まで売上高の増加が続く見通しだ。
１～７月の連結売上高は、前年同期比5.87％減の２兆4,614億4,300万元だった。第１四半期に新型コロナウイルス感染拡大による打撃を受けた。
