ニュース 石油・化学 作成日:2020年8月7日_記事番号:T00091445
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が6日発表した7月売上高合計は前月比4.5%増、前年同月比27.3%減の914億5,300万台湾元(約3,300億円)で、過去4カ月で最高だった。新型コロナウイルス対策の経済政策やロックダウン(都市封鎖)措置解除により、製造業の生産活動や個人消費が徐々に回復しており、台プラ4社の川下メーカーが在庫を積み増したことが貢献した。7日付経済日報などが報じた。
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の7月連結売上高は、前月比6.4%増、前年同月比10.2%減の157億1,600万元で、過去8カ月で最高だった。林健男董事長は、顧客の需要が強くアジアの価格が上昇し、同社の主力製品のポリ塩化ビニル(PVC)価格は前月比10%上昇したと説明した。
他3社は▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)、217億5,200万元(前月比4.6%増、前年同月比11.4%減)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、204億5,200万元(前月比3.1%増、前年同月比23.4%減)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、335億3,300万元(前月比4.5%増、前年同月比41.2%減)──と軒並み前月を上回った。
台プラグループは、需要期に当たる第3四半期売上高は前期を上回るとの見方を維持した。米国や中国の製造業景気回復、中国の中南部で豪雨により発生した大規模水害の復興需要などが好材料だ。
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