ノートパソコン受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピューター）が７日発表した７月連結売上高は1,089億2,800万台湾元（約3,900億円）で、前月比16.5％増、前年同月比31.2％増となり、同月の過去最高を更新した。８日付経済日報が報じた。
ノートＰＣ出荷台数は前月比7.69％増の560万台と、過去最高だった2011年３月の570万台に次いだ。新型コロナウイルス感染症のパンデミック（世界的大流行）によるオンライン学習の広がりで、グーグルのクロームＯＳ（基本ソフト）搭載ノートＰＣのクロームブックの出荷が好調だった。
１～７月連結売上高は5,694億元で前年同期比3.5％増、ノートＰＣ出荷台数は2,740万台で45.7％増だった。
同社は、第３四半期は例年需要期で、新たな顧客の獲得や新製品もあることから、ノートＰＣ出荷台数は過去最高を更新する可能性があると説明した。ただ、一部の部品やＩＣの不足が出荷に影響するとの懸念を示した。
