ステンレス大手、華新麗華（ウォルシン・リーワ）は27日、９月の域内向け線材価格を１トン当たり5,500台湾元（約２万円）、板材価格を5,000元引き上げた。今年最高の上げ幅だった。原料のニッケル国際価格の上昇を反映した。28日付工商時報が報じた。
ニッケル国際価格は最近、１トン当たり１万5,145米ドルと７月末から1,359米ドル上昇し、過去２年余りの最高となった。
同業の最大手、燁聯鋼鉄（YUSCO）はきょう28日に９月の製品価格を発表する。YUSCOは、原料コストを反映して値上げする予定だと説明した。唐栄鉄工廠も値上げするとみられている。
