ステンレス最大手の燁聯鋼鉄（YUSCO）は28日、９月の台湾域内向け304系熱延、冷延製品価格を１トン当たり5,000台湾元（約１万8,000円）引き上げると発表した。値上げは５カ月連続で、上げ幅は今年最大。原料価格の上昇などを反映した。29日付工商時報が報じた。
430系（ニッケルを含まない製品）の価格は１トン当たり1,000元引き上げた。316系は据え置いた。輸出向けは、製品と輸出先により180～200米ドル値上げした。
業界関係者によると、原料のニッケルの先物価格は１トン当たり１万5,191米ドルで、７月末より1,405米ドル上昇した。
