ニュース 自動車・二輪車 作成日:2020年9月2日_記事番号:T00091888
自動車の8月新車登録台数は、前月比20.7%減、前年同月比45.4%増の3万4,846台で、同月として過去2番目の高水準だった。自動車など大きな買い物に縁起が悪いとされる旧暦7月「鬼月」(2020年は8月19日~9月16日)前の納車が相次いだ。昨年の鬼月は8月1~29日だったため、前年同月比で大幅成長だった。2日付自由時報などが報じた。
トヨタの台湾総代理店、和泰汽車は前月比30.9%減、前年同月比61.1%増の1万888台で、市場シェア31.2%だった。トヨタ車が9,300台で、うち台湾生産セダン「カローラ・アルティス」が2,741台、輸入スポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」は2,380台だった。高級輸入車ブランドのレクサスは1,588台で前年同月比59.9%増、うちNXが678台、UXが380台だった。
2位は中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)の3,783台で、前月比23.8%減、前年同月比99.9%増だった。
3位フォード、20年ぶり
3位には福特六和汽車(フォード六和モーター)が20年ぶりにランクインした。前月比11.1%増、前年同月比133.6%増の3,263台だった。SUV「クーガ」は1,540台に上った。新型コロナウイルス感染拡大による欧州の工場操業停止で滞っていた部品の輸入が再開したため、夏季休暇を返上して生産を急いだためだ。
4位は台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)で、前月比33.4%増、前年同月比45.4%増の2,680台だった。新型コロナウイルスによる供給不足が解消し、高級SUV「GLC」は892台で、高級車市場の首位だった。
裕隆日産汽車は前月比28.4%減、前年同月比19.5%増の2,572台で、5位に下落した。
台湾本田(ホンダ台湾)は前月比66.3%減、前年同月比19.2%増の1,212台で、8位だった。SUV「CR-V」は117台にとどまったものの、9月3日発売の新モデル「CR-V」の注文は1,000台以上で、9月は大幅成長が見込まれる。
輸入車シェア、49%に
8月新車登録台数のうち輸入車は1万7,178台で前月比11.4%減、前年同月比33%増、シェアは49.3%に上昇した。
1~8月の新車登録台数は28万8,565台で、前年同期比3.3%増だった。
業界関係者は、9月の新車登録台数は3万1,000台と予測した。鬼月が9月16日まで続くほか、10月に21年モデルが大量に納車されるためだ。
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