海運大手、長栄海運（エバーグリーン・マリン）が10日発表した８月の連結売上高は前月比10.57％増、前年同月比16.9％増の188億9,100万台湾元（約680億円）で、過去最高を更新した。同社売上高の４割以上を占める北米航路の運賃上昇が主因だ。11日付経済日報などが報じた。
極東地域から北米東岸航路の運賃は、年初に比べ61％上昇、北米西岸航路は129％上昇した。
同業の陽明海運（ヤンミン・マリン・トランスポート）の８月連結売上高は130億4,000万元で前月比６％増、前年同月比3.2％増だった。
海運業界の景気は、新型コロナウイルスの各国・地域でのロックダウン（都市封鎖）措置解除に伴い、５月に急激に好転した。現在は、世界金融危機後に迎えた2010年の好景気の水準に達しているという。
