中国の市場調査会社、CINNOリサーチによると、携帯電話向けアモルファスシリコン（ａ－Ｓｉ）パネル平均価格は７月から９月にかけ各サイズ0.1米ドルずつ上昇している。携帯電話向けａ－Ｓｉパネルの需要は６月から上向いており、第３四半期は需給バランスが逼迫（ひっぱく）し、年末まで供給不足が続くと予想されている。17日付工商時報が報じた。
中国の通信設備大手、華為技術（ファーウェイ・テクノロジーズ）が、米国の禁輸措置強化の影響で９月15日以降、半導体部品の供給を受けられず、モバイル端末事業から撤退するとの観測が出る中、サムスン電子や小米集団（シャオミ）などの中国ブランドが、ファーウェイの市場シェアを狙い、在庫の積み増しを行っていることもａ－Ｓｉパネル需要増の理由だ。
