ニュース 政治 作成日:2020年9月21日_記事番号:T00092249
李登輝元総統の告別式に出席するために訪台したキース・クラック米国務次官が19日に帰国したことに関連し、王美花経済部長は20日、記者会見を開き、米台双方が通信ネットワークから中国の影響力を排除する「クリーンネットワーク」、サプライチェーン再編など7項目の議題について意見交換を行ったことを明らかにした。また、米国務省との対話ルートを確立したとし、双方が早期に正式な会談時期を決めることになると説明した。双方は年内の正式会談を視野に入れているもようだ。21日付蘋果日報などが伝えた。
王経済部長は夕食会でのやり取りについて、半導体関連の議題では台湾域内のエコシステムについて説明し、個別の案件については話していないとした(20日=中央社)
クラック国務次官は1979年の米台断交以降に初めて訪台した国務次官で、訪問中は沈栄津・行政院副院長、鄧振中政務委員、王経済部長らと会談し、米台間の経済交流について意見交換した。
一方、王経済部長は米国との貿易協定(BTA)については、米国側の担当官庁があくまで通商代表部(USTR)である点に触れながら、国務省とは戦略面で経済協力について協議したと説明。「(国務省は)USTRとは異なる機関だが、それでも今回の会談で新たな協力チャンネルが開かれた」と評価した。
王経済部長はクラック国務次官との会談で、中国に進出した台湾企業のUターン投資について説明。また、台湾の中国資本に対する投資審査の仕組みに米国側は興味を示したようだと指摘した。
TSMC創業者、張忠謀氏も夕食会に
この他、総統官邸で開かれた夕食会に台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀(モリス・チャン)氏が出席したことも注目を浴びた。夕食会でのやりとりは明らかになっていないが、蔡英文総統は20日、「台湾の半導体・情報通信産業は世界のサプライチェーンで重要な力であり、台米が早期に経済面で正式な対話を進めることを望んでいる」と語った。
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