ニュース 社会 作成日:2020年9月21日_記事番号:T00092252
7月30日に死去した李登輝元総統の追悼・告別礼拝が新北市淡水区の真理大学で執り行われ、蔡英文総統や陳水扁氏、馬英九氏など歴代総統経験者の他、訪台したキース・クラック米国務次官(経済成長・エネルギー・環境担当)や日本の森喜朗元首相が参列し、故人との別れを惜しんだ。日本の安倍晋三前首相やチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世から寄せられた追悼メッセージも紹介された。
蔡総統は、李元総統はこの世を去ったが、台湾に残してくれた民主と自由を、われわれは次世代に引き継いでいくと語った(19日=中央社)
熱心なキリスト教徒として知られた李元総統の告別礼拝は、真理大学の大礼拝堂で執り行われた。李元総統は生前、死後は遺灰を台湾最高峰の玉山にまいてほしいと話していたが、実現は困難な状況だ。このことを考慮し、告別礼拝では玉山と中央山脈をモチーフにし、李元総統が愛したという台湾産のオンシジューム(文心蘭)で飾った祭壇が設けられた。
告別礼拝に先立ち、台湾に対して多大な貢献があった者に送られる「褒揚令」が蔡総統より故人に授与された。その後、あいさつに立った蔡総統は、「李元総統は傑出した政治家であり、農業の専門家であり、哲学者であり、敬虔(けいけん)なキリスト教徒だった。彼の生涯にわたる貢献により、わたしたちの今日の暮らしが作られた」と称えた上で「台湾の人民を率いて実務外交を展開し、国際社会に台湾といえば民主というイメージを植え付けた」と感謝の言葉を述べた。
その後、日本台湾交流協会の泉裕泰台北事務所代表が安倍前首相の追悼メッセージを代読。その中で安倍前首相は「李登輝元総統の民主主義への強い信念、台湾への揺るぎない愛情と使命感、日本に寄せる温かい期待の言葉は、今も昨日のことのように私の記憶に刻まれています」と述べた上で、「これからも千の風となって日本と台湾の私たちをやさしく見守ってください」と、故人が生前に好んで聞いたという『千の風になって』の曲になぞらえて追悼した。
生前親交のあったダライ・ラマ14世は堂内で放映されたビデオメッセージを通じ「輪廻転生を信じる仏教徒としては李登輝氏が再び台湾に生まれ変わる可能性が高いと感じるが、いずれにせよ彼の精神は永遠に生き続ける」と語った。
李元総統の遺灰は、10月7日に新北市汐止区の五指山国軍公墓で「奉安告別礼拝」(国葬に相当)が行われた後、同地に埋葬される予定だ。
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