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作成日：2008年7月31日_記事番号：T00009227
倍捷科技、企業向け交換機で神準科技と提携
中華電信が出資するＩＰ電話交換機メーカー、倍捷科技（エッセンス・テクノロジー・ソリューション）は、移動通信機器メーカーの神脳国際（セナオ・インターナショナル）が出資する神準科技（セナオ・ネットワークス）と提携し、中小企業向けの通信ネットワーク設備事業に参入するもようだ。31日付経済日報が伝えた。
倍捷科技は翁嘉盛僑務委員らシリコンバレー関係者が設立した企業。
中華電信の賀陳旦董事長は、インターネットの普及で通信コストが低下していることを受け、「以前はラスト・ワンマイルを掌握することが重要だったが、今後はラスト・ワンメートルを把握し、企業の情報通信によるビジネスチャンスを獲得したい」と指摘。その一例として、ＩＰ電話交換機メーカーに出資し、中小企業向けのネットワーク構築と保守を強化していく方針を示した。
中華電信が年初に出資したのが倍捷科技で、資本金２億2,000万台湾元（約７億8,000万円）に対し、中華電信の出資額は2,000万元とみられる。倍捷科技は自社で設計した交換機の生産を神準科技に委託する。中華電信は神脳国際にも出資しているため、神準科技は孫会社に当たる。
