ニュース 社会 作成日:2020年9月22日_記事番号:T00092274
台湾中部の人気観光地となっている湖、日月潭(南投県)で27日、毎年恒例の遠泳大会が実施される。日月潭では近年、人間の手をかみちぎることもあるとされる凶暴な外来魚、レッドスネークヘッドの繁殖が問題となっており、遠泳大会の開催を控え、県政府が電気ショックを使用した捕獲作戦を決行した。
南アジア、東南アジア原産のレッドスネークヘッドは肉食魚で、成魚になると60~100センチメートルまで成長する。観賞用に飼育されていた幼魚が成長してどう猛化し、飼いきれなくなった市民が日月潭に放したことが繁殖のきっかけとみられる。
林明溱県長は、日月潭では在来魚がピラニアやフラミンゴシクリッドなどの外来魚によって大きな被害を受けていると指摘。特に体が大きく攻撃性の高いレッドスネークヘッドは、魚やエビ、その卵まで食べ尽くしており、大きな脅威を及ぼしていると強調した。
南投県政府農業処の張景富科長によると、これまでレッドスネークヘッドは漁業用の網、船や湖岸からの釣りで駆除を行ってきた。しかし今年は水不足と水温の上昇で生息数が爆発的に増加。農業処は繁殖期に当たる9~10月を前に、電気ショックを利用した捕獲作戦を3度にわたり決行した。その結果、1回当たり数百匹、合計約4,000匹の幼魚捕獲に成功した。
ただ張科長は、何度も電気ショックを実施するうちにレッドスネークヘッドが警戒し、漁船を避けるようになって成果が徐々に下がっていると説明。この方法は危険も伴うため、より良い駆除方法を研究していると語った。
一方でレッドスネークヘッドは肉質が柔らかく食用に適している。地元漁師は特に「三杯(しょう油・ごま油・酒)で味付けするとおいしい」と指摘。周辺の観光業者と協力して「レッドスネークヘッドひつまぶし」などの料理を売り出せば、観光資源にもなると提言している。
日月潭の遠泳大会は新型コロナウイルス感染の懸念もあって開催が危ぶまれたが、レッドスネークヘッドの駆除にも成果が上がったことを受け、参加者に水に入る前と上陸後にマスク着用を義務付けるなど十全な感染対策を取ることで予定通りの開催が決定した。
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