台湾経済研究院（台経院、ＴＩＥＲ）が25日発表した景気動向調査によると、製造業の８月の営業気候観測指数は98.83ポイントで、前月の修正値より2.44ポイント上昇と、４カ月連続で上昇した。サービス業は96.21ポイントで1.24ポイント上昇と、５カ月連続で成長した。26日付工商時報が報じた。
製造業へのアンケート調査で、８月の景気は良かったと回答した企業は35.3％と前月比６ポイント上昇した。悪かったとの回答は19％で1.5ポイント下落した。サービス業へのアンケート調査では、▽飲食・旅行業▽証券業▽運輸・倉庫業──で、半数以上の企業が良かったと回答した。
建設業の８月の営業気候観測指数は106.98ポイントで、前月比0.68ポイント下落した。住宅など大きな買い物は縁起が悪いとされる旧暦７月「鬼月」（今年は８月19日～９月16日）が影響した。
台経院は、2020年域内総生産（ＧＤＰ）成長率1.6％以上は問題ないとした。
