ニュース その他分野 作成日:2020年9月29日_記事番号:T00092404
中央大学台湾経済発展研究中心(台経中心、RCTED)が28日発表した9月の消費者信頼感指数(CCI)は71.6ポイントで前月比0.27ポイント上昇した。4カ月連続の上昇だった。29日付工商時報が報じた。

CCIを構成する6項目のうち、2項目が前月比で上昇した。上昇幅が大きかった項目は「今後半年間の耐久消費財購入機会」で、前月比10.95ポイント上昇の119.85ポイントと、過去最高を更新した。朱雲鵬兼任研究員兼教授は、資金が住宅市場に投入されたためだが、その大部分が投資目的ではなく、初めて住宅を購入する層や転居用で、経済成長には関係がないと指摘した。
残り4項目は下落した。下落幅が最も大きかった項目は「今後半年間の株式投資機会」で、前月比4.7ポイント下落の35.3ポイントと、過去最低を更新した。呉大任執行長は、株価指数は高水準を推移しているが、実体経済と合致していないため、投資家は先行きを懸念していると指摘した。

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