ニュース 電子 作成日:2020年10月6日_記事番号:T00092469
電子機器受託生産サービス(EMS)世界最大手、鴻海精密工業が5日発表した9月連結売上高は、前月比10.9%増、前年同月比20.7%減の4,663億6,300万台湾元(約1兆7,100億円)で、年初来の最高だった。スマートフォン旗艦機種など消費者向け電子製品の発売の一部延期により前年同月比では減少したものの、市場の予想を上回った。6日付経済日報が報じた。
前月比の伸びが大きかった分野は、▽コンピューティング製品▽クラウドネットワーク製品▽消費者向け電子製品▽電子部品とその他──の順だった。前年同月比では▽コンピューティング製品▽クラウドネットワーク製品▽電子部品とその他▽消費者向け電子製品──の順だった。
証券会社は、発売間近とみられるアップルの新スマートフォンiPhone12により、鴻海の下半期売上高は前期比で6割増加し、第4四半期が今年のピークになると予測した。
第3四半期の連結売上高は1兆2,908億8,200万元で、前期比14.4%増、前年同月比7%減だった。第1~3四半期の連結売上高は3兆3,483億5,200万元で、前年同期比7%減だった。新型コロナウイルス感染症の流行を受け中国工場の稼働再開が遅れたためだ。
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