ピザチェーン最大手のピザハット（必勝客）は７日、パスタの新ブランド「パスタハット」を発表し、第１弾の新製品のペンネ３種類を発売した。価格は169台湾元（約630円）からで、12月31日まではクーポン利用で159元からとなる。個人客の取り込みが狙いだ。８日付工商時報が報じた。
新製品のペンネ３種類は▽ミートボールボロネーゼ▽鶏もも肉のクリームソース▽鶏もも肉のジェノベーゼ──だ（ピザハットのフェイスブックより）
台湾ピザハットの梁家俊総経理によると、これまでも７～９種類のパスタを提供していたが、売上高のうち９割以上をピザ類が占め、パスタは１割に満たなかった。パスタハットとブランド化して販売を強化することで、売上高倍増を目指す。
ピザハットにとって、台湾はアジア太平洋地域で日本やブルネイと並ぶ三大市場だ。梁総経理は、パスタハットの導入で、台湾ピザハットの2020年売上高は２桁成長を目指すとした。業界観測によると、19年売上高は40億元以上。
