ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）が８日発表した９月連結売上高は前月比3.8％増、前年同月比24.9％増の1,275億8,500万台湾元（約4,700億円）で過去最高を更新した。９日付経済日報などが報じた。
中国の通信設備大手、華為技術（ファーウェイ・テクノロジーズ）に対する米国の輸出規制が９月15日から発効され、ＴＳＭＣの受注は９月中旬から通常通りに戻ると市場では予測されていたが、アップルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ（ＡＭＤ）などからの受注が押し上げた。
第３四半期の連結売上高は前期比14.7％増の3,564億2,600万元で過去最高だった。
ＵＭＣ、過去最高に
同業の聯華電子（ＵＭＣ）の９月連結売上高は、145億3,400万元で、前月比2.1％減、前年同月比34.3％増だった。第３四半期は前期比1.1％増、前年同期比18.9％増の448億7,000万元で、過去最高だった。
ＴＳＭＣ傘下の世界先進積体電路（ＶＩＳ）の９月連結売上高は28億5,000万元で、前月比2.4％増、前年同月比21.8％増だった。第３四半期は、前期比1.4％増、前年同期比17.1％増の83億4,400万元で、過去最高だった。
