パソコン大手、宏碁（エイサー）が12日発表した９月連結売上高は、前月比8.2％増、前年同月比21.25％増の295億1,500万台湾元（約1,100億円）と、過去６年で最高だった。新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）を受けたテレワーク（リモートワーク、在宅勤務）やオンライン学習、巣ごもり消費で、ＰＣ需要が旺盛だった。13日付工商時報が報じた。
第３四半期連結売上高は前期比22％増、前年同期比27.3％増の800億2,900万元と、2015年以降で最高だった。教育向けのグーグルの基本ソフト（ＯＳ）搭載のノートＰＣ「クロームブック」の売上高は前年同期比94.4％増加した。ビジネス向けノートＰＣは86.6％増、ゲーミング（ゲーム用）ノートＰＣ、デスクトップＰＣ、モニターは69.9％増だった。地域別では、米州市場の売上高が70.7％増と、伸び幅が最大だった。
