トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は12日、トヨタ車初の台湾生産スポーツ用多目的車（ＳＵＶ）「カローラクロス」を発売した。８月末の発表以来、事前予約は5,500台に上った。うちガソリン車が65％で、ハイブリッド車（ＨＶ）は35％％だった。13日付工商時報などが報じた。
蘇総経理（左）は、発売前から問い合わせが多かったと語った（同社リリースより）
カローラクロスの価格は76万5,000～98万5,000台湾元（約280万～360万円）。予約時より１万～２万4,000元引き下げた。同クラスのほぼ最安価格だ。年内販売目標は１万2,000台。来年は通年４万台を目指す。
蘇純興総経理は、同社の2020年販売目標を14万7,000台へと引き上げると表明した。世界金融危機以来の最高を目指す。
黄南光董事長は、第４四半期に各社が新車を発表し、今年の台湾市場は45万台を超え、2005年以来の最高になると予測した。
来年について蘇総経理は、新車への買い替えに対する貨物税（物品税）減免措置が５年延長される見込みで、来年の台湾市場は今年に及ばないとの見方を示した。
