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中華電信、光ネット構築に100億元追加


ニュース 電子 作成日:2008年8月1日_記事番号:T00009260

中華電信、光ネット構築に100億元追加

 
 中華電信が光ケーブルネットワーク構築への追加投資を決定した。追加額は100億台湾元(約350億円)以上となり、従来の「5年で600億元」から「4年で700億元」に拡大、加速される。同社内部では、光ネット構築に対しては投資規模の拡大とスピードアップで意見がまとまっており、台湾大哥大(タイワン・モバイル)やケーブルテレビ業者などライバルに対するリードを広げたい考えだ。1日付工商時報が報じた。
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 また、中華電信の光ネット関連設備の調達について、域内メーカーへの発注が全体に占める割合は従来通り65~70%を維持するが、発注額は400億元から470億元に拡大する。

 昨年末54万世帯を突破した中華電信の光ケーブルネットユーザー数は、現在既に80万世帯を超えており、今年中に100万世帯突破の目標達成は確実で、内部では110万世帯を新たな目標に設定している。また、2013年の300万世帯達成の目標を12年に前倒しした。

 台湾大哥大が光ネットでの展開を早め、5大ケーブルテレビ業者もデジタルテレビ放送用に光ケーブルの敷設を進めており、中華電信にとって脅威となっている、賀陳旦同社董事長は31日、「現在10Mbpsプランでは泥沼の戦いとなっており、同社が思い切った戦略を取らなければ価格戦に陥るだけだ」と警戒をあらわにした。