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作成日:2008年8月1日_記事番号:T00009263
TSMC、下半期の見通し低調
台湾積体電路製造(TSMC)の蔡力行執行長(CEO)は31日の業績説明会で、今第3四半期は需要が振るわず、前期比売上成長率は2~4%(台湾元ベース、米ドル換算では3~5%)と、例年の10%を大きく下回るという見通しを示した。1日付経済日報などが報じた。
第3四半期の予想売上高は900億~920億台湾元(約3,160億~3,230億円)だが、9月から売り上げは減少に転じ、第4四半期の見通しもはっきりしないとした。予想粗利益率は45~47%で前期比0.6ポイント減から1.4ポイント増の間、予想営業利益率は34~36%で、前期比0.5ポイント減から1.5ポイント増の間とした。
第3四半期の分野別の需要見通しについては、通信機器用チップは微増だが、このうち携帯電話向けは減少、ワイヤレス向けは微増、有線ネット向けは横ばいになるとした。また、コンシューマ電子製品は横ばいまたは微減、パソコン関連は微増とみている。在庫は見通しが不確定なため、厳しく管理して現段階では適切な水準にとどめているとした。
同社の第2四半期の連結売上高は前期比0.8%増、前年同期比17.6%増の881億4,000万元だった。純利益は前期比2.2%増、前年同期比12.9%増の287億7,100万元。粗利益率は45.6%、営業利益率は34.5%、純利益率は32.6%となった。
第2四半期は、65ナノメートル以下の最先端プロセスの全売上高に占める割合が、前期の15%から18%へと上昇した。同社は今年この割合が、当初予測の20%からさらに高まるとしている。証券会社からは、最先端プロセスによる通年売上高は、少なくとも600億元に達すると予想している。