ニュース 医薬 作成日:2020年10月28日_記事番号:T00092853
新型コロナウイルスワクチンの開発を進めている高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)は27日、米国立衛生研究所(NIH)と共同で実施している非ヒト霊長類動物実験の結果が良好で、ワクチンの効果を6カ月以上に延ばすことを視野に実験計画を変更したことを明らかにした。28日付工商時報が伝えた。
開発中のワクチンはメディゲンの「S-2P抗原」を使い、アジュバント(ワクチンと一緒に投与して、免疫性を高める物質)の「CpG/Alum」を組み合わせたもので、メディゲンとNIHは現在、アカゲザルを使った動物実験を実施している。その結果、2回目の接種後、5週目の血清抗体検査で幾何平均抗体価(GMT)がメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの数倍に達することが判明した。
このため、NIHは接種後6カ月の時点でウイルスと接触させ、組織の病理検査を行い、メディゲンのワクチンの免疫持続性と6カ月後時点での保護効果を評価することにした。
メディゲンの陳燦堅総経理は、12月にも開発中のワクチンの第2相臨床試験を申請し、来年第1四半期にも3,000人の臨床試験を完了することを目標に掲げた。また、既に東南アジアから臨床試験での協力とワクチン調達の打診があったことを明らかにした。
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