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作成日:2008年8月4日_記事番号:T00009288
液晶モニターの通年生産額、昨年並みの見通し
資訊工業策進会市場情報中心(MIC)のレポートによると、台湾液晶モニターメーカーの第2四半期の出荷台数は前期比10%増、前年同期比0.4%増の約2,900万台だった。生産額は約46億8,400万米ドルで前期比8.4%増。市場の成長力が落ちていることから、通年で出荷台数は前年比8%増の1億2,500万台となるものの、生産額の成長率は1.5%にとどまる見通しだ。4日付工商時報が報じた。
第2四半期は19インチワイド型製品が、出荷比率29.7%で最大シェアを占めた。次いで17インチ型が21.9%、22インチワイド型が15.1%となった。22インチワイド型の出荷比率が初めて19インチ型を上回った。また、ワイド型の出荷比率は前期比5%上昇の64%となり、従来型の横縦比4:3タイプに取って代わる傾向が続いている。
受託生産では、冠捷科技(TPVテクノロジー)、群創の2大手の競争が激しくなっており、2社による世界市場シェアは65%に達してその他のメーカーとの差を広げている。佳世達科技(Qisda)、光宝科技(ライトン・テクノロジー、モニター部門を緯創資通に売却)、唯冠電子(プロビュー)、瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)など中堅メーカーの合計シェアは28%にすぎない。
液晶モニター市場は下半期がハイシーズンで、20.8%の出荷成長率が見込まれている。出荷台数は、第3四半期が3,300万台、第4四半期が3,500万台となる予想だ。