高端疫苗生物製剤（メディゲン・ワクチン・バイオロジクス）は２日、12月に申請予定の新型コロナウイルスワクチンの第２相臨床試験について、ベトナム保健省（ＭＯＨ）の下部機関、国立衛生疫学研究所（ＮＩＨＥ）と、同機関で500～1,000人を対象に実施することで提携協定を結んだ。３日付工商時報が報じた。
陳燦堅総経理（右）はワクチン原液をベトナムの工場で充填することも検討していると述べた（２日＝中央社）
ＮＩＨＥは、ベトナムでの第２相臨床試験や新薬承認に向けた法的なサポートを提供する。これによりワクチン発売までのスケジュールが早まる見通しだ。第２相臨床試験は3,000人を対象とし、台湾でも2,000～2,500人を対象に実施する計画だ。
2021年に供給開始予定。メディゲンはワクチン300万～1,000万本をベトナムに提供し、両者は東南アジア諸国連合（ASEAN）市場の開拓でも協力する。
