バイオ新薬メーカー、中裕新薬（タイメド・バイオロジクス）の張念原董事長は９日、台湾系米国人のエイズ研究者、デービッド・ホー（何大一）氏と共同開発中の新型コロナウイルス感染症の抗体新薬「TMB-200」について、米生物医学先端研究開発局（BARDA）に助成金を申請したと発表した。10日付経済日報が報じた。
タイメドは、来年第１四半期にTMB-200の第１、２相臨床試験を開始し、第４四半期に米食品医薬品局（ＦＤＡ）に緊急使用許可（ＥＵＡ）を申請する予定と説明した。
タイメドは８月、ホー氏が所属する米コロンビア大学との間で、新型コロナウイルス感染症の予防と治療にモノクローナル抗体技術「２－43」の供与を受けるライセンス契約を結んだと発表していた。
