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香港恒生銀、台湾での銀行買収に関心


ニュース 金融 作成日:2008年8月7日_記事番号:T00009366

香港恒生銀、台湾での銀行買収に関心


 香港恒生銀行(ハンセン銀行)の柯清輝行政総裁は5日、経営の重点を中華圏全体に移し、同業の買収により台湾市場に進出する構想を抱いていることを明らかにした。7日付経済日報が香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストなどを引用して伝えた。

 柯行政総裁は「恒生銀は台湾に非常に関心を持っている。ただ、台湾は簡単な市場とは考えておらず、現段階では受け身の姿勢で、辛抱強く買収ターゲットを探している」と述べた上で、現時点で特定の買収ターゲットはないと説明した。

 柯行政総裁は「グレーター・チャイナ(大中華圏)がわれわれの重点で、米国などで買収を行う考えはない」と付け加えた。

 同行の買収ターゲットをめぐっては、市場で華泰銀行、京城銀行、板信銀行、陽信銀行、台中銀行など小規模行の名前がささやかれている。恒生銀行はHSBCホールディングスに属しており、HSBCは既に台湾で中華商業銀行を買収している。