ニュース 電子 作成日:2020年12月21日_記事番号:T00093774
外電の報道によると、電子機器受託生産大手、緯創資通(ウィストロン)のインド・カルナータカ州コーラール県のナルサプル工場で発生した賃金未払いを原因とする暴動を受け、アップルは19日、サプライヤー行動規範への違反があったとして、ウィストロンが是正措置を取るまで同社への新規発注を停止すると発表した。ウィストロンはノーコメントとした。20日付経済日報が報じた。
アップルは来年から同工場でのスマートフォン最新機種、iPhone12の生産を計画していたようだ。発注先を同業の鴻海精密工業、和碩聯合科技(ペガトロン)に切り替えるとみられている。
証券会社は、インドでのiPhone12生産計画に変更がなければ、インド工場の稼働が順調な鴻海が最も恩恵を受けると予測した。また、他の国・地域で生産することになれば、鴻海、ペガトロンのいずれも転注が期待できるとの見方を示した。
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