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11月輸出受注、3カ月連続で過去最高更新【図】/台湾


ニュース その他分野 作成日:2020年12月22日_記事番号:T00093809

11月輸出受注、3カ月連続で過去最高更新【図】/台湾

 経済部統計処が21日発表した11月輸出受注総額は前月比12%増、前年同月比29.7%増の577億8,000万米ドルで、3カ月連続で過去最高を更新した。前年同月比プラス成長は9カ月連続。アップルのスマートフォン新機種iPhone12シリーズの販売好調や、新型コロナウイルスの世界的流行によるテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)需要の継続などでハイテク製品の輸出受注が増えた。22日付経済日報などが報じた。

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 製品別では、情報通信技術(ICT)製品が208億2,000万米ドルで、前年同月比39.4%増だった。半導体など電子製品は171億9,000万米ドルで、37.8%増。いずれも過去最高だった。

 パネルなど光学器材は23億7,000万米ドルで、前年同月比27.8%増だった。テレワーク向け電子製品のパネル需要が大幅に拡大している。

 従来型産業は、機械は18億6,000万米ドルで、前年同月比11.5%増だった。ベースメタルは24億3,000万米ドルで25.2%増、ゴム・プラスチック製品が21億4,000万米ドルは20%増だった。

 一方、化学品は15億3,000万米ドルで、前年同月比4.4%減だった。

欧州向け、中国上回る

 主要国・地域別では、首位が米国で、前年同月比30.6%増の181億3,000万米ドルで過去最高だった。

 次いで欧州が前年同月比50.2%増の143億9,000万米ドルとなり、中国・香港(128億3,000万米ドル、23.3%増)を1年1カ月ぶりに上回った。うちICT製品は61.6%増の84億米ドルと、主要国・地域別で最多だった。統計処は、iPhone12シリーズ発売が要因と指摘した。

 その他、▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、45億8,000万米ドル(前年同月比22.9%増)▽日本、29億3,000万米ドル(25.3%増)──だった。

海外生産比率、過去5年で最高

 11月の海外生産比率は前月比1.8ポイント上昇、前年同月比3.3ポイント上昇の59.2%で、過去5年で最高だった。

 統計処は、12月の輸出受注総額は565億~580億米ドル、前年同月比29~32.5%増と予測し、好調が続くと見通しを示した。通年では前年比9.3~9.6%増加の5,296億~5,311億米ドルと、過去最高になるとの見通しを示した。