ニュース その他分野 作成日:2020年12月29日_記事番号:T00093939
国家発展委員会(国発会)が28日発表した11月の景気対策信号総合判断指数は前月比2ポイント上昇の30ポイントで、過去9年8カ月で最高だった。景気対策信号は4カ月連続で「緑(安定)」だった。国発会経済発展処の呉明蕙処長は、▽総合判断指数▽領先指標(先行指数)▽同時指標(一致指数)──いずれも上昇しており、景気の全面回復の表れと述べた。29日付工商時報などが報じた。

総合判断指数を構成する9項目のうち、卸売・小売・飲食業の売上高変動率は「黄青(後退傾向)」から「黄赤(過熱傾向)」に改善した。製造業の販売量指数の変動率は「緑」から「黄赤」に改善した。一方、工業生産指数は「黄赤」から「緑」に悪化した。他6項目は前月と同じだった。

領先指標は107.45ポイントと前月比1.41%上昇した。7カ月連続の上昇で、累積上昇率は10%だった。
同時指標は104.21ポイントと前月比1.16%上昇した。6カ月連続の上昇で、累積上昇率は5.88%だった。
国発会は、新技術の応用拡大や新型コロナウイルスの影響によるテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)需要、電子製品の新製品の在庫積み増しなどにより、輸出好調が続くと予想した。
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