ニュース 電子 作成日:2021年1月7日_記事番号:T00094026
通信キャリアの台湾大哥大(台湾モバイル)が委託先を通じて中国から輸入し、自社ブランドを冠して販売していたスマートフォン「アメージングA32」の一部に悪意あるプログラムが埋め込まれていたことが分かった。7日付中国時報が伝えた。
今回の問題は、詐欺グループがスマホの電話番号を盗用し、ユーザーがモバイルゲームのポイントを巡る詐欺に巻き込まれたことで発覚した。これまでにユーザー48人が詐欺犯に誤認され、捜査当局に出頭を命じられ、いずれも問題の機種を使用していたことが判明した。
問題の機種は9万台以上が販売され、現在も7,600人が使用中だ。台湾モバイルは対策として、ソフトウエアを更新するとともに、問題の機種の購入者に補償と料金減免を行うことにした。
問題の機種は台湾モバイルが台湾企業の力平国際(AK-テック・インターナショナル)に設計、生産を委託したもので、力平国際は中国企業の「華瓏」に生産を委託していた。捜査当局は中国側のエンジニアが生産時に悪意あるプログラムをファームウエアに埋め込んだか、メーカーが悪意あるプログラムが組み込まれたモジュールを誤って使用したことが原因とみている。
通信行政を担当する国家通訊伝播委員会(NCC)の翁柏宗副主任委員は「市民の情報通信の安全性を全面的に確保できなかった」として謝罪し、法律に基づき、問題の機種のリコール(回収・無償修理)を指示する方針を明らかにした。
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