ニュース 社会 作成日:2021年1月11日_記事番号:T00094117
台湾全土では7日夜以降、気温が10度を下回る急激な冷え込みが続いており、10日夜にかけての3日間で、寒さが原因とみられる死亡者の数が170人に上った。
太平山は銀世界となり、記念撮影を楽しむ姿がみられた(8日=中央社)
7日より台湾に寒気が流れ込んだ影響で、新北市淡水区では同日午後5時から8日午後8時にかけて40時間近く、8度以下の気温が続いた。台北市内でも、気温10度以下が連続32時間以上続いた。9日から10日夜にかけても一部地域で6度まで低下するなど、全土で厳しい冷え込みとなった。
このため7日午後7時から10日午後7時までの72時間で、170人が寒さが原因と見られる症状により死亡した。心臓など循環器系の疾病を抱える70~90代の高齢者が、気温が最も低下する深夜に発作を起こし、朝になって死亡が確認されるケースが大半を占めた。中には、花蓮で49歳の警察官が容疑者を追跡中、心臓発作に襲われて死亡したケースや、新竹駅のトイレで35歳の男性が倒れ、死亡が確認されるケースもあった。
湿度の高い寒気が流れ込んだことでこの3日間、宜蘭県の太平山や南投県の合歓山など高山部では積雪が観測された。新型コロナウイルスの影響で出境できない中、海外のような雪景色を見て海外旅行気分に浸ろうと考えた市民が多かったようで、積雪量が15センチメートルに達した太平山へ向かう山道では土曜日の9日、深刻な渋滞が発生した。太平山国家森林遊楽区は一度に1,000台の車両の入園を認めているが、同日午前10時には入園待ちの車の列が6キロメートルにも及んだ。
また標高3,150メートルに位置する合歓山の宿泊施設「松雪楼」へ雪見に出掛けた市民のうち、3歳の女児を含む3人に高山病の症状が出て急きょ、ふもとの病院に搬送され、治療を受けた。台北市北部の陽明山では7日、雪を見ようと思い立った男性がサンダルに自転車という格好で出掛け、凍傷になりかけた。
この他、台湾鉄路(台鉄)では7~9日の3日間で、気温の急激な低下によりレールに亀裂が生じるトラブルが3件発生した。
交通部中央気象局によると、きょう日中は全土で気温が10度以上を回復したが、天気予報では午後から再び気温が低下し、13日にかけて冷え込みが続く見込みだ。専門家や消防署は防寒やガス、温水器、暖房器具の取り扱いに注意するよう呼び掛けている。
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