ニュース 政治 作成日:2021年1月13日_記事番号:T00094165
ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表はこのほど、台湾と米国による貿易協定締結交渉が遅れていることについて、「任期中の時間は足りない」とした上で、「米台間で未解決の貿易紛争がいずれも障害になっている」との認識を示した。ただ、米中関係への配慮については否定した。13日付聯合報が米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を引用して伝えた。
台湾が昨年8月に米国産牛肉・豚肉に対する輸入規制緩和を発表した後、米国では超党派の上院議員50人がUSTRに米台による全面的な貿易協定の締結交渉を進めるよう求める書簡を送った。しかし、これまでに交渉開始に向けた動きは見られない。このため、ライトハイザー通商代表が米台間の交渉に反対しているのは、米中貿易協定交渉への配慮が理由ではないかという批判が一部にあった。
ライトハイザー通商代表は「米台が貿易協定交渉を開始しないのは、米中貿易協定を守るためではない」と強調した上で「貿易協定の締結には多くの法的なハードルをクリアする必要があり、任期中の時間は足りない」との認識を示した。
ライトハイザー通商代表はまた、「台湾に対する膨大な貿易赤字が拡大を続けている。米国と台湾には明らかに貿易紛争が存在し、解決されていない」と述べ、双方間の貿易紛争が交渉開始の障害になっていると主張した。米国の台湾に対する昨年1~11月の貿易赤字は269億米ドルとなっている。
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