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《ワイズ横丁》新型コロナ保険、域内感染発生で注目/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年1月20日_記事番号:T00094311

《ワイズ横丁》新型コロナ保険、域内感染発生で注目/台湾

 昨年12月下旬、台湾で8カ月ぶりとなる新型コロナウイルスの域内感染が確認されたのに続き、今年1月に桃園市の病院で院内感染が発生した。同病院でのクラスター(感染者集団)が20日時点で計10人まで拡大する中、保険会社が発売する新型コロナウイルス感染症の隔離措置や治療を補償対象とする保険に注目が集まっている。

 損害保険会社の台湾産物保険(台湾ファイヤー&マリーンインシュアランス、台湾産険)は8カ月ぶりの域内感染が確認された昨年12月22日に、偶然にも新型コロナ感染症を含む法定感染症対象とする個人向け医療保険を発売した。すぐに同社従業員の加入が相次いだこともあり、顧客からの反応も良好だという。

 台湾産険の「コロナ保険」は、▽海外からの入境を理由とする外出制限「居家隔離」や感染者との濃厚接触を理由とする外出制限「居家隔離」▽集中検疫所での隔離措置──に加え、自身の感染による隔離治療の対象となった場合に保険金が支払われる。年間保険料が最高の500台湾元(約1,850円)の場合、保険金額は10万元、保険料が400元の場合は8万元。75歳未満であれば▽性別▽年齢▽職種▽健康状態──を問わず保険料は一律で、待機期間もない。

 富邦産物保険(富邦インシュアランス、富邦産険)も昨年、伝染病に特化した保険「疫起守護」を発売した。年間保険料は1,577元で0歳でも加入でき、隔離措置の対象となった場合2万元、医師により法定感染症に感染したことが確認された場合、慰問金として3万元が支払われるほか、入院して治療を受けた場合、1日当たり3,000元の入院給付金(最長45日)が支払われる。

 国泰世紀産物保険(キャセイ・センチュリー・インシュアランス、国泰産険)は、既存の医療保険「新世紀添福」に法定感染症を補償対象とする特約を提供している。35歳のサラリーパーソン(内勤)が加入した場合、年間保険料2,795元で、新型コロナ感染が確認されると5万元の保険金が支払われるほか、陰圧病室隔離治療を受ける際に1日6,000元の入院給付金が支払われる。

 新型コロナウイルス感染拡大の抑制に成功し、世界的に高い評価を受ける台湾だが、市民の間で不安感が高まると、保険の加入者も増えそうだ。