ニュース 社会 作成日:2021年1月29日_記事番号:T00094482
中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の朱鳳蓮報道官が先ごろ、記者会見で台湾の中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長のことを「這位先生(この男性)」と称したことを受け、台湾のネットユーザーなどから「失礼」などと批判の声が噴出した。
蔡総統は、指揮センターだけではなく、台湾の各地にマスクを着用した無名の英雄がいて本当に良かったとコメントした(蔡総統FBより)
陳衛福部長は先ごろ、台湾における新型コロナウイルスのポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査費用が5,000~7,000台湾元(約1万9,000~2万6,000円)と、中国の14~20倍に上ることについて「台湾の検査は中国の検査より正確なため」と説明した。
その後、27日の記者会見でこの問題について質問を受けた国台弁の朱報道官は、「そんな説明は誰も信じない」と指摘し、費用が高い真の理由を隠し、台湾市民を欺いている批判。その上で「この男性(陳衛福部長)は大陸(中国)の検査を歪曲(わいきょく)することをやめ、誠実に台湾の市民に説明すべき」と断罪した。
この発言が報じられると台湾のネットユーザーからは朱報道官に対し「恥知らず」など厳しい非難の声が噴出。
蔡英文総統も自身のフェイスブック(FB)上に陳衛福部長と並んで撮影した写真を投稿し、「『この男性』は陳時中といい、台湾の防疫指揮官です。彼と指揮センターのメンバーはとても良い仕事をしており、市民の大多数が彼らがいてよかったと感じていると信じます」とコメントした。
蔡総統の投稿には29日午後3時現在、24万件の「いいね」が集まっている。蔡総統の投稿に20万件以上の「いいね」が集まったのは、昨年米タイム誌が発表した「世界で最も影響力のある100人」に選出されたことを伝えた記事以来2度目で、陳衛福部長の声望の高さがうかがえた。
日本台湾交流協会もFBに「台湾にいる我々が安心して新年を迎えられるのは『この男性』や防疫の最前線で奮闘する戦士たちのおかげ」と感謝を示すなど、各界から声援が相次いだ。
朱報道官が台湾市民を欺いていると批判したことについて記者会見で質問を受けた陳衛福部長は、「この男性はコメントしません」と機転を利かせて回答した。
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