ニュース 電子 作成日:2021年2月20日_記事番号:T00094699
米テキサス州で記録的な寒波の影響により計画停電が始まり、サムスン電子が現地時間16日、同州オースティンのファウンドリー工場「ラインS2」の稼働を一部停止したことを受け、半導体業界の生産逼迫(ひっぱく)がさらに深刻化するとの懸念が広がっている。20日付工商時報が報じた。
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)は、ラインS2は世界の12インチウエハーによる生産能力の約5%を占め、今回の稼働停止により、うち約1~2%分が減少すると指摘。完全復旧には1週間以上を要する見通しだという。
トレンドフォースによると、ラインS2は主に14、11ナノメートル製造プロセスでクアルコム向けの第5世代移動通信(5G)高周波IC、65~28ナノプロセスで自社用システムLSIを生産している。また、米電気自動車(EV)大手のテスラ、日本のルネサスエレクトロニクス向けの車載用半導体も製造している。
このほか、半導体用シリコンウエハー大手、環球晶円(グローバルウェーハズ、GWC)は15日、テキサス州のエピタキシャルウエハー工場の稼働を停止した。同社は、出荷が少し遅れるが、来週初めに量産を再開できる見込みで、業績への影響は限定的と説明した。
GWCは▽台湾▽日本▽韓国▽イタリア──にもエピタキシャルウエハー工場を持ち、テキサス工場の稼働が停止しても他の工場で支援できる。
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