ニュース 社会 作成日:2021年2月24日_記事番号:T00094782
広い敷地に多数の屋台が並び、回転木馬やミニ機関車といったアトラクションが充実していることで知られた新北市新店区の安和国際観光夜市が突然、21日で営業を終了した。
安和夜市は、約5,000坪の敷地に台湾を含む世界各国・地域の料理を提供する200軒以上の屋台が並び、輪投げなどのゲームやメリーゴーランド、ミニ機関車、バイキングといったアトラクションが楽しめるエリアも設けられていた。
敷地内は▽駐車場▽観光案内所▽公衆トイレ▽ごみ箱▽雨よけの屋根──といった公共インフラも充実。2018年末のオープン当初は大きな話題を呼び、ピーク時には1晩に延べ2万人以上を集める人気となった。
しかし、昨年は新型コロナウイルス感染症の流行を受けて各地の夜市の業績が悪化。安和夜市は、屋台業者と協力して厳しい時期を乗り切ろうと、業界に先駆けて同年5月より「1カ月の賃料で2カ月出店可能」という思い切った出店料の引き下げを実施した。
ところが、同夜市の公式フェイスブック(FB)ページに19日、「安和夜市の営業は21日までなので、皆に来てほしい」との記事が投稿された。オープンからわずか2年余りでの閉鎖だ。
FBには「いつか再開してほしい」とのコメントも寄せられた。一方、ネットユーザーの間では、安和夜市は辺ぴな場所に位置している上、周辺に計画されている台北都市交通システム(MRT)環状線・南環段(動物園駅~大坪林駅)の建設が遅れるなど交通の便が悪く、外部からの客を呼び込めなかった、周辺の小吃(屋台料理)店に比べ価格が高かったため地元住民も集まらなかったなどと指摘する声が上がった。
新北市の侯友宜市長は22日、安和夜市の閉鎖について問われ、「夜市業界のモデル転換を全力で支援する」と語った。
安和夜市の跡地利用について地元住民の間では、「土地が広いから、量販店のコストコを作ってほしい」「フィットネスクラブがいい」「大型のショッピング施設がいい」などといった意見が聞かれる。
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