ニュース 社会 作成日:2021年2月26日_記事番号:T00094832
日本の外務省が主催し、日本国籍以外の漫画家の作品を対象とする賞「日本国際漫画賞」の授与式が25日に東京で開催され、最優秀賞に輝いた台湾の『送葬協奏曲』の作者、韋蘺若明さん(女性)がオンライン方式で喜びの言葉を語った。
『送葬協奏曲』の作者、韋蘺さん(画面)。台湾の作品が最優秀賞に輝いたのは初めてだ(25日=中央社)
日本国際漫画賞は漫画文化を通じて国際交流と相互理解の輪を広げることを目的として2007年に創設された賞で、公募した作品の中から▽最優秀賞(1作品)▽優秀賞(3作品)▽入賞(11作品)――を選出する。
昨年募集された第14回は、61カ国・地域から計383作品が応募。日本の著名漫画家や漫画編集者5人による審査を経て昨年12月16日に受賞作品が発表され、このほど東京と海外の受賞者をオンラインで結ぶ方式で授賞式が行われた。
優秀賞に選出された『送葬協奏曲』は、葬儀や納骨などを手配する専門家、礼儀師(おくりびと)の世界で主人公が成長する姿を描いた作品。漫画賞実行委員長の茂木敏充外務大臣の代理で式に出席した鈴木隼人外務大臣政務官は、非常に完成度の高い作品だと称えた。
会場に設置されたディスプレイを通じて受賞のあいさつを行った作者の韋蘺さんは、審査員に高く評価されてうれしいと語った。「小さな頃から日本の漫画を読んで育ち、学生時代には漫画から夢と勇気をもらった」と述べ、今後も面白い作品が創作できるよう努力すると誓った。
式後のインタビューで韋蘺さんは、国柄や文化の違いからこの作品は十分に理解されないだろうと考えていたが、日本の読者は台湾の読者以上に伝えたかったことを理解してくれたと語った。
他に台湾から人気小説『天橋上的魔術師』(歩道橋の魔術師、呉明益著)の漫画版(阮光民作)が優秀賞に選ばれ、ジェンダーに関する問題をテーマとする『百花百色』(D.S.作)が入賞した。
最優秀賞および優秀賞の受賞者は副賞として授賞式前後の約10日間、日本での漫画業界との交流活動に招待されるが、今年は新型コロナウイルスの影響でスケジュールが決まっていない。韋蘺さんはこのことを非常に残念がっており、いつか実現させたいと語った。
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