ニュース 医薬 作成日:2021年3月2日_記事番号:T00094844
新型コロナウイルス感染症ワクチンの輸入が近づく中、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は27日、公費によるワクチン接種対象者に、航空機の乗務員や防疫タクシーの運転手など感染リスクの高い業務に従事する者と外交官やスポーツ選手など特殊な事情で出境する必要がある者を加えた。対象者は最大5万人増加する見込みだ。28日付中国時報などが報じた。
公費によるワクチン接種は段階的に実施される。対象者の優先順位は上位から、▽医療関係者▽中央・地方政府の防疫担当者▽高リスク業務従事者▽特殊事情による出境者▽警察官・憲兵▽社会福祉・介護施設の従事者、被介護者▽軍人、軍事組織・国家安全組織の職員▽65歳以上の高齢者▽19~64歳でハイリスク疾病・難病患者、重大疾病者──となった。
仮に公費による接種が3月中に始まれば、自費での接種は早ければ5月に始まる見通しだ。
聯亜生技開発(UBIアジア)は26日に新型コロナワクチンの第2相臨床試験を開始した。高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)は、UBIアジアよりも先に第2相臨床試験を開始しており、早ければ7月に台湾製ワクチンの接種が始まる見込みだ。
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