ニュース 社会 作成日:2021年3月2日_記事番号:T00094862
招待制の音声ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「クラブハウス」が台湾でも注目を集めており、ハイテク業界や著名人だけでなく、政治家の間でも利用者が増えている。
クラブハウスは米国発のサービスで、スマートフォン向け専用アプリを通じて利用する。アプリを立ち上げると「ルーム」と呼ばれる会話スペースが表示され、ユーザーはさまざまなテーマのルームで交わされる会話を聞くことができるほか、自分の意見や感想を発信したり、自らルームを開設することも可能だ。
米国で2020年4月にサービスを開始して人気を博し、さらに今年1月下旬から利用可能となった日本でも大きな話題を集め、ユーザー数が爆発的に増加している。
同サービスは台湾でも既に利用可能で、人気バンド五月天(メイデイ)のボーカル、阿信(アシン)や人気歌手の蕭敬騰(ジャム・シャオ)など著名人がクラブハウスを利用と明らかにしている。
こうした中、台湾の政界でも有権者と交流するための新たなメディアとして注目を集め、クラブハウスを利用する政治家が増えている。
柯文哲台北市長も先ごろクラブハウスを体験した。ユーザーが開設したルームで、政府の国防関連人事や新型コロナウイルスのワクチンなどさまざまな時事問題について市民と討論。その後、市長は「楽しかった」と語り、自らルームを開設する可能性もあると述べた。
また故蒋介石総統のひ孫に当たる蒋万安立法委員(国民党)もクラブハウスの利用を明らかにし、将来的には時事問題について討論したり、オンライン上で陳情を受け付ける新たなルームを自ら開設することを検討していると語った。
スピーチコミュニケーション学の専門家、世新大学の游梓翔教授は、ポッドキャストなど既存の音声メディアに比べ、クラブハウスはインタラクティブで、臨場感が高く、友人とのおしゃべりのように自然な会話が楽しめると分析。ただ政治家による同サービスの活用については、親近感を高め、先進性をアピールすることはできるが、政治家本人のコミュニケーション力や人間としての魅力が試されると指摘した。
文化大学新聞・伝播学院の胡幼偉院長も、全ての政治家が弁才を備えているわけではなく、普段から決まり文句を多用する政治家や声に自信のない政治家はマイナスイメージにつながる可能性があると語った。
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