ニュース 電子 作成日:2021年3月3日_記事番号:T00094873
米人工知能安全保障委員会(NSCAI)はこのほど、米国が半導体輸入で台湾に過度に依存していると警告するリポートを発表した。NSCAIは国家安全保障と国防分野の観点からAI(人工知能)や関連技術の開発を検討する目的で設立された政府機関。3日付工商時報が伝えた。
NSCAIは「米国は半導体の輸入で台湾に過度に依存しており、米国の経済、軍事戦略上の弱点になりかねない。将来的に外国政府による干渉、自然災害、その他事件による衝撃に対応することがさらに難しくなる」と指摘した。
NSCAIはまた、米国は今のところ半導体の研究開発(R&D)やIC設計で世界をリードしているが、半導体産業のグローバル化に伴い、高度な半導体の生産の重心が台湾や韓国にシフトしていると分析。
その上で、米インテルはIC設計では優位を保っているが、製造プロセス面では近年、台湾積体電路製造(TSMC)とサムスン電子に徐々に追い付かれたとし、インテルは2022年までに世界の最新技術に比べ2世代後れを取ることになると予想した。
今回のリポートには、米国が台湾のファウンドリーに依存する状況が続けば、半導体分野での米国の優位を失いかねないという危機感がにじんでいる。NSCAIは米国が強固な半導体設計・製造基地を整備すべきだと強調した。
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